1・土地の瑕疵担保責任
土地の瑕疵は地表を見ただけではわからないので事前確認が困難であり,契約履行後に問題が発生することになりがちです。そのため紛争になりやすく,同じ類型の裁判例が数多く現れています。

土地の場合 物質的欠陥 と環境瑕疵心理的瑕疵が想定されます。

物質的欠陥
地中にコンクリート塊,地中梁,建築廃材などの埋設物が存在した場合。
土壌汚染となる有害物質が地中に含まれていた場合。

 環境瑕疵心理的瑕疵
環境瑕疵としては隣地の騒音や振動,日照不良などの場合
心理的瑕疵としては土地上の建物で自殺,殺人事件,火災による焼死が発生した事などの場合。
 

以上の内容が 土地の瑕疵担保責任として考えられますが、環境面の瑕疵は、契約前に物件を下見をして、不動産購入をしますので、非常に少ないと思われます。

土地の瑕疵担保責任で判断が難し例

・地中から、大きな岩盤が出てきた場合
・軟弱な地盤の場合


土地の瑕疵担保は、土地購入前、購入直後に判断が困難です。

最低限、土地の履歴(過去の土地の状況)は確認しましょう。